高コレステロール血症でも抗酸化物質で活性酸素をなくせば長寿

< 抗酸化作用のある食品で活性酸素をなくせばコレステロールが高くても
脳梗塞や心筋梗塞などの病気を予防して長生きできる >

昔はLDLを悪玉コレステロールと呼んで、その値を下げれば心筋梗塞などを
予防できると言われていました。
しかし現代の最新の医学では、LDLが増えただけでは動脈硬化にならず、
LDLが酸化すると動脈硬化が悪化して病気になるのだということが解明されました。
LDLが多いだけでは病気にならないのです。

では、LDLがどうなると病気になるのでしょうか?
体の中では毎日、活性酸素が発生しています。運動や食事で活性酸素ができます。事務的な作業のストレスでも増えます。その活性酸素によって疲労を感じるのです。
細菌やウイルスが体内に入ると、体の細胞は活性酸素を出してそれを攻撃します。
タバコや紫外線も活性酸素が増える原因となります。

活性酸素は血液の中のLDLも酸化して酸化LDLにしてしまいます。正常なLDLとは違い、異常な酸化LDLは血管壁に
とりこまれます。酸化LDLがたまっていくと、血管の壁にはこぶができ、それが破裂して
血の塊ができ、血管をふさいでしまうこともあります。
脳の血管がつまると脳梗塞です。心臓の血管が閉塞して血液が流れなくなったのが心筋梗塞です。

抗酸化作用のある食品を食べたり飲んだりしていれば、そのような病気になりにくくなります。
抗酸化作用のある食品はいろいろあります。
お茶の抗酸化作用は、成分のビタミンCとEとカテキンによります。
野菜や果物であれば、ほとんどビタミンCが入っています。
トマトが赤いのは、リコピンという抗酸化物質が赤いからです。
長ネギ、玉ねぎやニンニクのアリインの抗酸化作用は強いです。
野菜とは違い、鶏の胸肉、豚肉、そして魚のマグロ、カツオなど、
動物の抗酸化物質はイミダペプチドです。
大豆のイソフラボン、リンゴの皮のプロシアニジン、ブルーベリーのアントシアニンは、ポリフェノールのフラボノイドという名前の抗酸化物質です。
そのような抗酸化作用のある食品を食べたり飲んだりすれば、
コレステロールの値が高くても、病気にならず、長生きできるのです。

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