山中伸弥教授とタモリが出演したNHKスペシャル人体VSウイルス
山中伸弥教授とタモリが出演したNHKスペシャル人体VSウイルス
NHKスペシャル 7月4日
「タモリ×山中伸弥 人体 VS ウイルス~驚異の免疫ネットワーク~」について
※NHKスペシャルを論評する動画をとって、7月5日にYouTubeに
投稿したら、30分後にNHKからの申し立てによって
削除されました。
「ウイルスと戦うメインが好中球だとの説明は、
医学の常識と異なる」「好中球からDNAの網がでて
ウイルスをやっつけたり、周囲の血液を固めたりするという
説は変ではないか?」などの話です。
この疑問について、ZOOMで講演会を開催することにしました。
↓
◆椰子乃ZOOM講演会のお知らせ
講演テーマ:NHKスペシャルの新型コロナ誤解①
講演日時:2020年7月19日 午後4時30分~5時
※午後4時からインターネットのZOOMの会に入場可能です。
※午後5時から午後5時30分まで
参加者との質疑応答の時間とします。
招待状
椰子乃ZOOM講演会
担当者:椰子乃ラウリー
下記のURLでZOOMの会に参加できます。
https://zoom.us/j/6379489748?pwd=QlpsU1dmNXpBY29NQytHQVZETTdtUT09
ミーティングID: 637 948 9748
パスワード: 9nqvD1
※フェイスブックから岩田健太郎さんにも
上記の講演会のお知らせをしました。
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◆免疫はウイルスとどう戦うか?
*粘膜免疫
分泌型IgA
※ 気管関連リンパ組織(bronchus-associated lymphoid tissue: BALT)
気管には誘導組織としてBALT
*肺胞のマクロファージ
※肺胞にはマクロファージがいて、
自然免疫として入ってきたウイルスを貪食する
*獲得免疫
細胞障害性T細胞(キラーT細胞)
*特定なウイルスによる感染細胞を破壊する細胞障害性T細胞(獲得免疫)
ウイルスを貪食したマクロファージは
表面にMHCクラスⅠで抗原提示
↓
抗原提示細胞がリンパ節でTリンパ球を活性化
ウイルスの抗原に対する特異性あるTCRを持った
Tリンパ球(エフェクター細胞)が分裂増殖
↓
増加したTリンパ球はリンパ節から出て、胸管を経由して
全身の血管へ流れていく
サイトカインによって
リンパ球が集まる
↓
ウイルスが感染した肺胞上皮細胞などをみつけると
細胞傷害性T細胞はそれを攻撃する。
細胞傷害性T細胞から放出された
パーフォリンが細胞に孔をあけ、
爆弾のようなグランザイムが細胞内に投げ入れられると
細胞はアポトーシスをおこして破壊され消失する。
*血管内のIgG
ヘルパーT細胞がB細胞を形質細胞に分化させ、
形質細胞がIgGなどの抗体を産生する。
※ウイルスは細胞内に感染する病原体なので
細胞の外の体液性免疫である血管内のIgG抗体は
メインでなく補助的な免疫である。
◆死因はARDSか血管の閉塞
*
※血管がつまる理由は2種類
#炎症(サイトカインストーム)
炎症により血中の
サイトカインが亢進して
血管がつまりやすくなる。
#血管にウイルスが入って血管内皮細胞に感染
*人体の組織が正常な間は、
血管の中にウイルスは侵入できない。
2~3週間かけて悪化して
人体の正常構造が壊れると、
血管内にウイルスが入ってしまうことがあるが
そうなることは少ない。
血管の中にウイルスが入ると、
血管の内皮細胞に感染して
血管閉塞する。
◆1つのウイルスに対する免疫が弱いから
ウイルスが1億以上に増殖
#免疫が弱いのでウイルスが増殖してサイトカインストーム
ウイルス1つに対する免疫の
反応は弱い。
1億以上にウイルスが増殖すると
全体として免疫は亢進
#ウイルスの増殖を止めれば、免疫は暴走しない
悪化前にアビガンやイベルメクチン
でウイルスの増殖を
止めることが大切。
※ステロイドをCOVID-19の
初期無症状期に使うと、
ウイルスへの免疫が抑制されて
かえってウイルスが増えます。
発症後の炎症には
肺胞上皮細胞への感染なので、
吸入のステロイドの
オルベスコが有効。
血液への#デキサメタゾン
は末期、死亡回避用の薬です。